Diary

@ssig33

01 Jun 2017 Thu 17:31

サピエンス全史って本 前によんだんだけど、西ヨーロッパは近世以降急激に発展していって世界を制覇したみたいな雑なことが書いてあった。実際にはローマ帝国時代も木工技術では「蛮族」のヨーロッパがローマとギリシャを凌駕していたし、水車や建築などのエンジニアリングにおいてもヨーロッパは実際のところ常に優れた技術を持っていた。そしてそれを常に進歩させていた。

歴史において「急になにかが起った」などということはよほどミクロな事象でない限り通常あまりない。それを支える技術的な条件が常に存在している。例えば日本においても鎌倉北条執権政府の崩壊からあの異様な政権足利政権の誕生まではまるで急流のように見えるが、実際には貨幣の普及と金融業の発達という社会工学的な条件が存在していた。技術史の観点が欠けているとああいう適当な本を書いてしまうことになるので本当に注意したほうがいいと思った。